2006年11月20日

インプラントについてその6

歯が全部無くなって、総入れ歯になってるような場合はどお?

 総入れ歯やこれに近い場合はちょっと事情が変わってくる場合があるね。
 もちろん、全部インプラントを入れて、その上に人工の歯をかぶせて『入れ歯』無しにするということも、骨とかの条件がよければ可能だけど、何しろ本数が多くなるからね。と言っても、元あった歯(親知らずを除いて上下それぞれ14本)すべてをインプラントにする必要はない。普通8本程度のインプラントを入れて、それをつなぐ形で可能とされてるけど、それにしても本数が多いことに違いは無い。
 それで、もう一つの発想として、インプラントを入れ歯の支えとして使って、快適な入れ歯にする、って方法もよくやられてる。専門用語では、オーバーデンチャーって言うんだけど、言わば、インプラントと入れ歯のコンビネーションだね。

 もう一つ、ミニ=インプラントって技術がある。まあ、インプラントの簡易版と考えてもらっていいかな。
 基本的に、不安定な総義歯を安定させる技術なんだけど、これがなかなかのスグレモノなんだ。手術も比較的簡単に終わるし、その日から安定した入れ歯が使える。費用も通常のインプラントを考えるより格安でできる。
 みんなのおじいちゃんやおばあちゃんで総入れ歯で困ってる人が居たら面倒見るよ。


 保険がきかなくて、結構費用がかかるらしいけど、どう?

 現代の安定したインプラント(骨結合型インプラント)発祥の地のスウェーデンの歯科事情を視察してきた人の話では、あちらでは通常のインプラントは健康保険対象の治療になってるらしいね。でも、何しろあちらは福祉制度の充実で有名なお国柄だし、日本の保険財政状況から考えて、日本で保険扱いになるのはまず無理だろうね。

 この治療では、さっきも言った通り、厳密な滅菌消毒体制の元での手術が基本的に一番大事だ。だから一般的な歯科治療のように同時に何人もの患者さんを相手にするわけにいかないし、手術の前から滅菌や消毒の準備にかかって、数時間単位で完全予約でその患者さんに集中することになる。用具や器材も一般の歯科治療で使うものに比べかなり高価なものが必要なことが多く、時には海外から特殊な器具や材料を取り寄せることもある。きちんとした処置をしようとするとある程度の費用がかかるのも事実なんだよ。

 だから、患者さんに十分説明して、それだけの費用を納得してもらった上で、ということになるね。これは言わば価値観の問題で、例えば、5年位で乗りつぶす自動車に大抵の家庭では数百万の支出をするし、子供も含めて何台もの携帯の費用に毎月何万円も支出して平気だろ。自分の歯を失っても、毎日三度の食事をおいしく食べて、友人たちと楽しい会話が弾む生活を維持するためにその費用が納得できるかどうか、って言うのはその人の価値観の問題だよね。

 ちょっと話は逸れるけど、一般の歯科治療の場合でも、時々『どうせ私の歯は・・・』っていうような話をする人がいるんだよね。これって、こっちもがっかりするんだよ。本人が『どうせ』と投げやりになってるものをどんなふうに直せって言うんだ、って思っちゃうよ。力が抜けるよぉ・・。

posted by インプラント at 12:01| Comment(0) | TrackBack(0) | インプラント | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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